2010-10-27 第176回国会 衆議院 外務委員会 第2号
部族社会でございますし、そういう意味では、部族の自立性というものをしっかりと尊重しながら、それを前提としてバックアップをしていかなくてはいけないということを考えた場合には、タリバンというものを全否定してかかるということは、アフガニスタンの現状、あるいは部族社会が各地域を支配しているという現状からすると、なじまない面もあるのではないか、私はそう思っております。
部族社会でございますし、そういう意味では、部族の自立性というものをしっかりと尊重しながら、それを前提としてバックアップをしていかなくてはいけないということを考えた場合には、タリバンというものを全否定してかかるということは、アフガニスタンの現状、あるいは部族社会が各地域を支配しているという現状からすると、なじまない面もあるのではないか、私はそう思っております。
その下にはソマリアでのコミュニティー治安改善プロジェクトの例を挙げましたけれども、こちらは、現在、ちょうどアフガニスタンとソマリアというのは文化的ですとか紛争の抱える問題というのが若干似ているかと思うんですが、同じイスラム国で部族社会で、アルカイダとのつながりが見られている、武器の流通が大量にあると。
第五に、アフリカ諸国が部族社会であるということに関連した留意点を申し上げます。 現地での懇談や視察の中で、アフリカ諸国が過去の植民地支配の影響によって国家としてのアイデンティティーがやや希薄であること、多くの部族によって社会が形成されているために国家としての制御機能がやや不十分であることなどを感じました。
ですから、例えば伝統的なそういうふうな部族社会の物事の決め方というか、そういうシステムをある程度生かしながら民主化とか自由主義という価値を入れていくということは可能だと思うんですよ。 これは、私は、先進国であっても別に、何というか、完全な自由主義とか民主主義というのが定着している国というのはほとんどない。
陸上自衛隊は、みずからの安全を確保するために、まず主体的に自分の宿営地内の安全を確保しています、あるいはまた、部族社会でありますから、部族社会の幹部の皆さん方と緊密な連絡をとり合いながら情報収集しております。と同時に、英豪軍の幹部の皆さん方と、連絡員等々を置きながら緊密なる情報収集を行っておる。そういう全体の中で安全確保を図りながら人道復興支援を行っているということでございます。
ソフト的には部族社会との緊密な連携、社会の中に溶け込みながら自らの安全を確保するのは当然のことであります。一方で、英軍とか豪軍とか、これは地元のムサンナ県の治安部隊も併せて連絡員を置いて、緊密な連絡を取って、全体的な治安情報を取って更に自らの安全確保に努力をしているということであります。
一方で、部族社会でございますから、各自衛隊の幹部の皆さん方は、そういう部族社会のリーダーの皆さん方と日常交流を深めて、様々な住民生活、風土、習慣等々について情報を入れ、そしてその地域住民との間で溶け合う中で様々な意見、情報収集をしておったと、それが安全に相当寄与しているのではないかというふうに感じました。
それはなぜかといいますと、冒頭申し上げましたような部族社会である、こういうことだと思っております。
○大野国務大臣 十分にそういうことは今後警戒を持ってやっていかなきゃいけない問題だと思いますけれども、たびたび申し上げておりますが、外部から人が入ってくるということは、ムサンナ県、サマワというのは大変部族社会でございますので、直ちにわかるであろう。
サマワは部族社会だから、外部から人はなかなか入ってこれないだろうとおっしゃるんですが、イラク全土が部族社会なんですね。サマワだけが部族社会じゃないんです。しかも、このイラクの部族というのはそもそも武装しているんですよ。そういうこともしっかりと認識をしていただきたいと私は思います。
○榛葉賀津也君 局長、そうすると、今まで部族社会の情報というのは実はオランダ軍が大分情報収集して日本の自衛隊に情報提供するというシステムが主流だったんですが、これ、オランダ軍なくなりまして仮に現地警察が来るとはいえ、逆に今の体制を快く思っていない組織の情報というのは入りにくくなる可能性があるわけでございまして、この部族社会の情報収集というのは今後どのようにやっていくんですか。
これは、伝統的な部族社会を中心に生活しているサマワでは、外部からの不審者が隠密裏に行動することは困難である、住民は不審者を積極的に通報するんだと。だから、勝手にロケット砲が飛び出すようなことは、必ず住民が、部族がキャッチしているはずなんですよ。
皆さん、サマワは、部族社会で安定しており、自衛隊との関係も良好だ、こういうことをおっしゃってきたのですが、その部族の一部に自衛隊に反感を持つ勢力があらわれた、そういうようなことも政府としては今注目せざるを得ないことになっているんじゃないですか。
それからもう一点は、やはりこれも想像していたことではありますが、部族社会というものの複雑性ということ。我々は民主主義の世の中に生きておりますから、地方行政にいたしましても国の政治にしてもそうですが、民主主義的なプロセスによっていろんなことが決まっていく。しかし、イラクにおいては決してそうとは限らないということでございます。
ただ、実は、今回の人質事件で、ファルージャという地域社会や、あるいは部族社会であるとか、またイスラム教社会、そういった、国家はないんだけれども社会というのは厳然としてあって、それぞれが独自の生理に従い、またそれぞれのルールを持って動いている、それがうまく機能すればいろいろな問題が解決できるということが教訓だったんだと思います。
さて、ちょっと時間がなくなっているので先に進みますが、今回の人質事件で、ファルージャ周辺を中心とするイラク国内における地域社会のありよう、また部族社会の機能、そしてイスラム教関係者の行動様式について、非常に多くの貴重な知見を得ることができたと思うんですね。
もう一点申し上げれば、部族社会というのは我々見たことがなかったわけであって、土地の使用についてもそうでありますが、部族社会というものはやっぱり我々見ると聞くのとは違うなということでありまして、そこの場合にどうやって、例えば、その部族の中でAはこう言うがBはこう言っておると、Cはこう言いDはこう言うというようなことがございまして、どうやって部族社会の中で我々の活動というものを理解していただき、そしてまた
非常に雑駁な質問になるかもしれませんけれども、先ほど、部族社会と向き合うことの難しさということについて、冒頭、説明をしていただきました。
同時に、その警護をする費用の負担をめぐって、何か過大な請求を自衛隊になしているんだという一部報道もございましたけれども、おっしゃるように、イラクの部族社会という一つの社会の特質の中で、部族は非常に親密な、一種の親族団体というか、そういう機能もあるし、同時に武装しているわけですね。 この警護問題というのはどのような状況にあるんでしょうか。おわかりでしたらお教えください。
それと、部族社会で特徴的なのは客人に対するもてなしということを長所で挙げさせていただきましたけれども、この客人であるかどうかの判断というものが、一定期間を過ぎるとただの客人ではなくなってしまうという点がございます。
それで、他方、前回のこのイラク特委で、防衛庁長官はこれに補足する形で、いわゆる部族社会であって通報の体制がしっかりしているんだ、それからオランダ軍も警戒態勢を取っている、それから比較的治安もはっきりしている、だから非戦闘地域なんだという補足的な、そして非戦闘地域なんだという補足的な説明をしているんです。
そうしますと、部族社会であるがよってにいろんな情報が伝わる。それじゃ、そこの主体がだれであるのか、どのような行為が行われているのかというような情報が入るということで、私は、直接論理的に重なるものではないけれども、全くそれが関係ないというものではないというふうにお答えをしたつもりでございます。
ですから、自衛隊も、サマワに行ったことによって、サマワの現地社会、現地経済、サマワの部族社会を壊すことのないように、ここのところはもう本当に慎重にやっていただきたい、そういうふうに思うわけであります。 また、このサマワの宿営地の近くで劣化ウラン弾が発見されているわけですが、それに関して、先ほど、我が党の小林委員からもこの問題について質問がございました。
○照屋委員 イラクにおける治安情勢を見定める上で、部族社会であるイラクの社会的な特質あるいは宗教、民族間の抗争ということを注視しなければいけないだろうと私は思います。 ところで、この主権移譲プロセス、とりわけ暫定政権設立に際して、直接選挙を求めるイスラム教シーア派の最高権威シスターニ師の言動が注目をされております。
そしてまた、これは現地に先に展開をしておりますオランダ軍のいろんな情報というものも加味し、そして状況を通報してくれる、それが部族社会というものだそうであります、それがこういうことがあるんだよということを通報してもらえる。そしてまた、オランダも警戒態勢を取っている。元々事件が少ないのに加えまして、そのような通報の体制、そしてオランダ軍も警戒態勢を取っている。
それから、自衛の文化、イラクにおける自衛の文化ということでございますけれども、確かに部族社会におきましては、地方のですね、地方部の部族社会においては、部族は自分たちで自分たちの社会を武器を持って守るという文化がございます。しかし、都市部におきましては、銃を持ってそれぞれの家庭が自らを守るということは最近の傾向でございます。もっと具体的に言えば湾岸戦争以降でございます。
例えば、何でサマワという地域を選んだかという理由の一つに、このサマワという地域が部族社会である、伝統的な部族社会である。よそ者が入ってくればすぐ分かるのだと。あいつ見たことがない、どうもおかしな、おかしなといいますか、そういう人間がいるということが必ず伝わる、そういうようなシステムが機能しているというところなわけです。 ですけれども、それをちゃんと教えなければいけないねと。
そして、活動の期間において戦闘が行われると認められないということは、客観的にいろいろな、総合的ということを使ってもしいけないというふうに委員が御指摘になるのであるならば、もう一度報告書をごらんいただきたいと思いますが、現地は部族社会であり、外から入ってきた場合には容易にわかる等々のことから、活動の期間を通じて行われることが認められないというふうに申し上げております。
住民の方々に歓迎をしていただく、温かく迎えていただく、あるいは御理解をいただくという中にあって、部族社会であるイラク・サマワにおいて、部族の御理解をいただく、そして評議会の御理解をいただく、宗教指導者の御理解をいただく、教育関係者の御理解をいただく、いろいろな方々の御理解をいただかなきゃいかぬわけです。その中の一つの重要な要素ではありますが、唯一無二のものではないということであります。
○照屋委員 防衛庁長官、イラクが部族社会であるということについては、昨日、私と外務大臣との間でいろいろやりとりがあったことを覚えておられると思います。この強固な血縁社会を部族をもって結んでいるわけでありますが、これはどうも、部族として、もめごとの調整機能と同時に、一方では武装しているというんですね。だから、治安を脅かすような役目もあるだろうと私は思うんです。
○川口国務大臣 おっしゃるようにイラクは部族社会ということでございますが、ムサンナ県に全部で幾つの部族があるかということについては私は承知をしておりません。サマワについて言いますと、これは分類方法いろいろさまざまあって、幾つですとはっきり申し上げられないのですけれども、主な部族だけで十七から二十二ぐらいということだと承知をいたしております。
ところで、イラクは部族社会だというふうに言われております。やはりイラクの治安情勢を判断するためにも、部族が一体どうなっているかということが関心になるわけでありますが、ムサンナ州に勢力を張る部族というのは幾らぐらいあるんですか。
○照屋委員 熊岡参考人にお伺いいたしますが、陸上自衛隊本隊が派遣をされるサマワを含めて、イラクは、部族社会というんでしょうか、さまざまな、そして数多くの部族が存在をする、こういうふうに言われておるわけであります。